代替馬 スピカシチー(カメルーンU) 第4戦


友駿愛馬第38号はマリアンヌシチーの代替馬。

スピカシチー(カメルーンU)とアリエルシチー(フランスU)に振り分けられたがアドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り2歳7月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で7着。

2走目も大きな出遅れがなければ出走奨励金はあった。

しかし、3走目の前走は課題のスタートは今までにないほど大きく出遅れ、道中も鞍が変位するなど戦わずして大敗。

何やってんだッ!!


前走後、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。

いつの間にやらトレセンに戻って来ていますね。


10月10日 東京2R 2歳未勝利 芝1600mに出走!!

全11頭。

帰厩日からして10日の東京しか出走できないわけだが、そこまでして今週出走する意味があるのか。

馬格のない馬に遠征ばかりさせて出遅れさせないで、もっと厩舎でゲートの練習させろっちゅうの。


・・・って書いているのに、何せ対策をせず今回も致命的な3馬身出遅れ。

しかし、鞍上の高知のリーディングジョッキー赤岡修次騎手の好騎乗と馬の頑張りで、

8着/10番人気と最低目標の出走奨励金は確保。

レース回顧と時計の分析、レース後の村山明調教師のコメントを掲載。

(2011年10月13日完結)

2011年9月21日立ち上げ

●前走後、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました

 我らが愛馬スピカシチーは前走後、「レース後異状ありませんが輸送で脚元に疲れが出ているので一旦放牧して良化を図ります。」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)ということで、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。

 そりゃ、新潟、小倉と遠征しましたからねぇ。やはり馬格のない馬ですので、輸送が堪えないはずがなく、デビュー戦は輸送の少ない京都で目立つ脚を披露したように、関西圏での出走が最適と思われます。


 それにしても前走の大きな出遅れに鞍がズレて追えないというのは厩舎側の責任です。なんとかして欲しいですね。

これ以降は10月5日に作成

●気になる出馬想定表(10月10日 東京2R)

出馬想定表 10月10日 東京2R 2歳未勝利 芝1600m フルゲート18頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
コスモネロ 柴田大知  9/18 未勝利 中山芝1600 10
ジャッドマックス 嶋田純次  9/04 新馬 新潟芝1800 11 12
スピカシチー 赤岡修次  9/03 未勝利 小倉芝1800 11 11 11
デルマジュロウジン  9/25 未勝利 中山芝1800 10
ブラックモア 武士沢友治  9/18 未勝利 中山芝1600
フラワーリング  9/24 新馬 中山芝1200 12
ヘリオスフィア 蛯名正義  9/25 未勝利 中山芝2500 15
ボンジュールエール 三浦皇成  7/17 新馬 新潟芝1600 16
マイネルディーン 石橋脩  9/11 未勝利 中山芝1800

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在9頭出馬想定されています。

なぜ、馬格がないのに遠征ばかりするんでしょうね。帰厩日からいって、10日の東京しか出走出来ないのはわかりますが、来週の京都の芝1800m或いは再来週の芝1600mの牝馬限定戦で十分だと思いますが。

これ以降は10月6日に作成

●追い切り情報(10月6日更新)

前走前 8月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.9
3F 41.9
2F 28.0
1F 14.0



10月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.1
3F 41.7
2F 27.4
1F 13.7
ラブイズブーシェ(2歳新馬)馬なりを0.4秒追走同入


10月4日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.6
3F 45.3
2F 30.1
1F 14.7


10月6日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 85.5
5F 68.8
4F 54.5
3F 40.6
1F 12.2[8]
フォントルロイ(2歳未勝利)馬なりの内を0.9秒先行0.1秒遅れ
 10月2日、いつの間にか入厩していて追い切られています。14−14ですね。15日の新潟の芝1600mの牝馬限定戦にでも出走するのでしょうか。

 10月4日、15−15で追い切られました。東京までの遠征ですのでこの程度でやめるのか、或いは出走が10日ですから、明日もう少し強めに追い切るのか。確定次第更新いたします。

 10月6日、同格の馬にかなりのハンデを貰って遅れをとっています。こんなので力が出し切れるのでしょうか。出遅れは治ったんでしょうか。疑問ですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。終いの伸びは評価しますが。

●出馬確定表

出馬確定表 10月10日 東京2R 2歳未勝利 芝1600m 全11頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
コスモネロ 柴田大知  9/18 未勝利 中山芝1600 10
ジャッドマックス 嶋田純次  9/04 新馬 新潟芝1800 11 12
シンジルキボウアイ 後藤浩輝  9/17 新馬 中山芝1600
スピカシチー 赤岡修次  9/03 未勝利 小倉芝1800 11 11 11 B−
デルマジュロウジン 青木芳之  9/25 未勝利 中山芝1800 10
ブラックモア 武士沢友治  9/18 未勝利 中山芝1600
フラワーリング 西田雄一郎  9/24 新馬 中山芝1200 12
ヘリオスフィア 蛯名正義  9/25 未勝利 中山芝2500 15
ボンジュールエール 三浦皇成  7/17 新馬 新潟芝1600 16
マイネルディーン 石橋脩  9/11 未勝利 中山芝1800
ロマンチカ 大野拓弥  9/25 新馬 中山芝1200

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●東京芝1600mコース解説

 スタート地点は向正面奥。バックストレッチは緩やかな下り坂になっており、あまりペースは緩まず、縦長の馬群で平均ペース以上になりやすい。3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂。
 最後の直線が長いので、3〜4コーナーでは馬群が凝縮せずに、追い出しにかかるのは直線に入ってからになる。逆に言えば、直線に入った直後はインコースで馬群が密集しやすい。ここを上手に捌けるかがポイント。
 マイル戦としては、日本一タフなコースで、逃げ切るのはかなり難しい。上のクラスになればなるほど差しが決まる。かといって、追い込み一辺倒でも厳しく、ある程度先行力と末脚の持続力が必要。
 マイル以上の距離適性が求められ、中距離もこなせるスタミナを持つ馬の方が心強い。
 枠順は差し・追い込み馬はできれば外枠、逃げ・先行馬は内枠が欲しいが、全体的にはそれほど有利・不利はない。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント マイル以上の距離適性、末脚の持続力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン、フジキセキ
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、蛯名正義、ペリエ、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分37秒3 1分37秒7 1分38秒0 1分40秒1
2歳未勝利 1分36秒6 1分36秒9 1分37秒6 1分39秒6
2歳500万 1分36秒1 1分36秒9 1分39秒7
2歳オープン 1分36秒0
3歳新馬 1分37秒7 1分37秒9 1分40秒2
3歳未勝利 1分35秒8 1分36秒4 1分36秒8 1分37秒2
3歳500万 1分35秒1 1分35秒2 1分36秒8 1分37秒2
古馬500万 1分35秒1 1分35秒6 1分36秒1 1分37秒9
古馬1000万 1分34秒6 1分34秒8 1分36秒0 1分39秒1
古馬1600万 1分34秒1 1分34秒1 1分35秒6 1分37秒2
古馬オープン 1分33秒8 1分33秒6 1分37秒6 1分37秒6

これ以降は10月9日に作成

●騎手は赤岡修次騎手 ほっさん評価 中央「D」 地方「A+」

 今回のスピカシチーは地方の高知競馬所属の赤岡修次騎手です。ほっさん愛馬への騎乗は初めてです。今回は同日行われるマイルチャンピオンシップ南部杯JpnTに高知所属のイーグルビスティー号に騎乗するために東京にいらっしゃいます。赤岡修次騎手が東京競馬場で騎乗されたことはありません。そこは凄ーーく心配です。

 しかし、地方ではほっさん評価が「A+」と素晴らしい評価のように文句なく一線級です。


 2011年10月9日現在、中央での成績は通算18戦2勝、勝率11.1パーセント、連対率11.1パーセント、重賞勝ちはありません。勝ち鞍は共に阪神競馬場です。

 地元高知では、本年10月9日終了現在170勝と堂々のリーディングトップに君臨されています。勝ち数も素晴らしいですが勝率は35.3パーセントで断トツの数字です。高知でもっとも乗れている騎手であることは間違いありません。



 赤岡 修次(あかおか しゅうじ)は、1977年3月15日生まれの34歳。地方競馬の高知競馬場工藤英嗣厩舎所属の騎手である。得意な戦法は先行。

 1994年9月29日付けで地方競馬騎手免許を取得。同年10月10日に高知競馬サファリジャムで初騎乗。同年10月16日高知競馬パリスドラゴンで初勝利。

 1996年1月、日本プロスポーツ大賞の地方競馬部門新人賞を受賞。同年9月16日第11回全日本新人王争覇戦出場(12人中10位)。

 1997年3月9日阪神競馬4歳牝馬特別にイージースマイルで出走(15着)のため遠征。同競走を含む3レースに騎乗し、JRA初騎乗を記録。

 1999年、レース中の落馬負傷により4か月間入院。復帰後成績不振に陥り、一度は引退を決意したが、騎手仲間の西川敏弘に諭され翻意。

 2006年、167勝を挙げ、初めて高知競馬のリーディングジョッキーとなる。

 2007年8月11日地方競馬通算1000勝達成。同年10月26日にスーパージョッキーズトライアルで49ポイントを獲得して総合優勝し、第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズへの出場権を獲得した。高知の騎手が同シリーズに出場するのは史上初のこととなる。第2戦のゴールデンホイップトロフィーではカネトシツヨシオーで1着となりJRA初勝利を挙げるなどの活躍で総合3位となった。さらに12月2日の1000万下条件でも勝利し、2日間で2勝を挙げた。この2日間で得たJRAでの収得賞金は高知競馬での年間収得賞金を上回った。騎乗手当、シリーズ3位の賞金を加えると高知競馬での収入に匹敵する額となる。NAR全国リーディングで自身初の年間200勝(最終的に204勝)を達成する。

 2008年、スペシャリストに騎乗して4月25日に笠松の地方全国交流重賞・オグリキャップ記念、6月1日には福山の西日本地区交流重賞・西日本グランプリを制した。

 2009年8月21日第8回高知競馬1日目で8鞍に騎乗し、うち7勝をあげ高知競馬の1日最多勝記録を達成。同年10月31日第12回高知競馬1日目第10競走コスモス特別(D1選抜馬)をビッグインディで優勝(10頭立て1番人気)し、9004戦目で地方競馬通算1500勝達成。この年のNARグランプリ最優秀勝率騎手賞を受賞。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「先行有利」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
マイネルディーン
ヘリオスフィア △△
シンジルキボウアイ
デルマジュロウジン
コスモネロ
ジャッドマックス
ロマンチカ △△
ブラックモア △△ △△
スピカシチー
フラワーリング
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
マイネルディーン 2.8
シンジルキボウアイ 3.2
ヘリオスフィア 4.1
ブラックモア 7.1
ボンジュールエール 11.8
ロマンチカ 13.5
デルマジュロウジン 23.1
ジャッドマックス 26.9
スピカシチー 27.7
フラワーリング 33.4
コスモネロ 34.6

9番人気予想ですが、出走奨励金の貰える8着以内に入りたいですね。


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
スピカシチー 56 49 56 51

デイリー馬三郎

予想印

◎ マイネルディーン
○ ヘリオスフィア
▲ シンジルキボウアイ
× ブラックモア
☆ ロマンチカ

以下無印

スピカシチーは本紙無印


スピカシチーの印 石堂TM ◎、SP坂TM 〇


見解

 「マイネルディーンの前走は内で包まれて動くに動けず、急坂も苦にして伸び切れなかった。バラける東京で、持ち味の決め手を生かせれば巻き返せる。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

スピカシチー(11着)

 「道中、鞍がずれてしまい直線で追い出すことができませんでした。」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

スピカシチー

 「最後は確実に伸びてくる馬。順調に乗り込めているし、直線が長いコースで、展開が向けば。」(村山明調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 前走も大きく出遅れたり、道中鞍がずれて追えなかったりと着ほど負けていないスピカシチー。終いはしっかりと伸びるので、ギリギリ掲示板はあるのではないかと思っています。

 鞍上の高知のリーディングジョッキー赤岡修次騎手がいかに上手くゲートを出してくれるかですね。一流の技術に期待しましょう。


 ただ、輸送が気に入らないですね。馬格がないんだから。来週の京都ならもっとやれたはずです。ただ、メンバーや頭数に恵まれていますし少しでも前進を期待します。

これ以降は10月10日に作成 一部13日に加筆

●レース 

 出遅れ癖を解消せいと口うるさく言っている私ですが、今回もスピカシチーは3馬身ほど出遅れます。こんな馬を厩舎で調整もせず放牧から帰厩10日のルール最短で使う厩舎はダメですね。こんなのじゃ、走る馬も走らない。

 仕方がないので道中で脚を使いポジションを上げます。結局9番手を追走します。9番手と言ってもなんとか先団には取りついて行きます。

 4コーナーも外へは振らずに中ほどから機をうかがいます。距離ロスを防ぐなかなかの好騎乗でした。

 しかし、道中で脚を使っていることもあり、ジリジリとしか伸びずに8番手入線。なんとか最大の目標である出走奨励金を確保しました。馬の状態は良くなかったですが、鞍上が素晴らしかったですね。

●時計の評価

 今回のスピカシチーの走破時計1分38秒2良馬場は、東京芝1600mの2歳未勝利戦の過去10年間も平均勝ちタイムが1分36秒6良馬場ですから、8着と言っても水準以下のメンバーでの凡走と言えます。そりゃ、スタートで大きく出遅れているわけですし。

 それでもスタートが良かったとしても凡時計であることは変わらず、やはり能力的に勝ち負けは難しいと思われます。ならば、今回のように少頭数のおいしいレースに出走して小銭(出走奨励金など)を稼ぐというのは王道ですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

スピカシチー(8着)

 「出遅れてしまい、向こう正面も掛ってしまいました。もう少しスムーズに運べれば差を詰めていたと思うので立て直しで次走に備えます」」(村山明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 8着ですから、出走奨励金が25万円。それに出走手当が満額の357000円いただけますから、607000円。友駿ホースクラブの計算ですと1口1003円ということになります。まあひと月の預託管理費程度にはなりますね。

●今後の展望

 とにもかくにも、出遅れ癖を治さない限り、いくら直線の長いコースで走っても能力が抜けているわけではないので取り返せません。厩舎においてゲートの練習を入念にすべきです。それをしなければ、掲示板以上はないでしょう。せっかく能力はそこそこある馬なのに力を全て出させることが出来ていません。

●最後に

 ここの厩舎が酷いというのは、スピカシチーをいただく前から十分に知っていたことなのですが、父アドマイヤムーンに魅力を感じ、また代替でいただくのだからいいだろうと思ってスピカシチーをいただきました。

 しかし、馬格のないスピカシチーは他馬が成長するまでの2歳戦が勝負の馬ですから、ここまで4戦コンスタントに使ってくれていて、しかも出走奨励金を2度確保してくれていることは納得ですし感謝していますが、如何せん、出遅れ癖などに全く手を打っていないことが腹立たしいですね。

 今回も帰厩後出走は10日後というルールに則って最短の10日で無理に出走させた為に東京遠征という選択肢しかなく、また輸送もあるのでほとんど自厩舎で調整もなく外厩任せになっています。

 レース前に書きましたように今週はしっかりとゲート練習をして、輸送の少ない来週の京都で出走させていればまた結果は違ったはずです。

 そういうだれでも考え付きそうなことがこの厩舎には出来ません。

 そう言っても、ここの馬を取得したわけですし、どうしようもないですから、スピカシチーが少しでも小銭を稼いでくれることを期待します。


 頑張れスピカシチー!!いや、馬は頑張っているゾ。もっとしっかりせい、M山厩舎!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年9月21日立ち上げ 10月2日、4日、5日、6日、8日、9日、10日、13日加筆
スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 9月 3日 第3戦 2歳未勝利 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2011年 8月14日 第2戦 2歳未勝利 新潟芝1800m (11着/12番人気)

2011年 7月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1400m (7着/11番人気)

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